HSPは本当に優しい?HSPに対する誤解
突然ですが、HSPってどんな印象ですか?
繊細で傷つきやすい
穏やかで怒らなそう
優しい
おとなしそう
など
特に、優しくて怒らなそうと思っている人が多いのではないでしょうか。
5人に1人はHSPと言われている中で、あなたの周りにHSPと思われる人が見当たらない理由が、HSPに対する誤解から来ているように思います。
HSPに対する誤解が、HSPの人もそうでない人も多いように感じるので、誤解されやすい部分を書いていきたいと思います。
HSPさんが全て優しいわけではない
繊細=優しいというイメージがあるからかもしれませんが、HSPさんはいつも穏やかで優しいというイメージを持たれている方も多いと思います。
ですが、HSPは優しい気質ではなく、感受性が豊かという気質なんです。
感受性が豊かだということは、五感や喜怒哀楽の感じ方が激しいということなんです。
嬉しいことや楽しいことも感じることができますが、同じ様に怒りや悲しみも同じ様に強く感じています。
同時に共感力も豊かなため、怒りや悲しみをぶつけられる側の辛さもよくわかっています。
ですので、怒りや悲しみを強く感じていながら他人にそれをぶつけることはほとんどしません。
ですが、怒りをストレートに相手にぶつけるかどうかは、それぞれの性格に左右されます。
また、全ての人が道徳心に溢れているわけではないんです。
育った環境や、性格によってHSPでもかなりの個人差があります。
HSPだからといって人格が優れているというわけではありせん。
HSPは免罪符ではない
自分がHSPだとわかっても、自分の周りの人たちにあえて言う必要はないと思っています。
最近、TVやSNSで芸能人がHSPだということを公表するようになってHSPの認知度もずいぶん上がってきましたよね。
HSPに対して思うことも人それぞれで、HSPのことをよく思わない人がいることも事実です。
HSPを自称する人の中には、「私HSPだから優しくして」と相手に求めたり、「HSPじゃないとわからないよね」などとマウントをとるような発言をする人も少なくありません。
そういう事をいわれた相手は、あまりいい気分はしませんよね。
自分がHSPだと思ったら、相手に何かを求めるのではなく、「じゃあ自分はこれからどうしていこう」と自らにフォーカスを当てることをおすすめします。
HSPさんは、感受性が豊かな自分を受け入れ、その上で自分自身でストレスを軽減し、より幸せに生きるためにはどうしたらよいか、自分なりの方法を模索していきましょう。