繊細さんへの手紙

こころが楽になる呼吸法

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あなたはストレスが溜まったときや、むしゃくしゃしたとき、どのような方法でストレスを解消していますか?

カラオケで大声を出したり、バッティングセンターでおもいっきりからだを動かすといった方法もストレス発散法としてポピュラーですよね。

ですが、ストレス発散法というのはその場所まで出向いたりしなくてはならない場合も多いので、そもそもからだが疲れていたりすると、ストレス発散自体億劫に感じてしまうこともあると思います。

場所を選ばず、道具も使わない。

いつでもどこでも、今すぐにでもできるストレス解消法があるのをご存知でしょうか。

それは「呼吸」なんです。

逆に呼吸が乱れると、心の乱れにも繋がります。

呼吸に意識を向けることで得られる効果と、精神が安定する呼吸法をご紹介します。

 

呼吸法で得られる効果

セロトニンが増えて精神が安定する

セロトニンは別名「ハッピーホルモン」と言われている脳内物質です。

このセロトニンを増やすことで、幸福感を得ることができます。

 

セロトニンは日光を浴びたりウォーキングをすることで増加するということは有名ですよね。

 

他のセロトニンの増やし方として、脳へ供給される二酸化炭素の量が増えると、セロトニンの量も増えるということがわかっています。

 

呼吸をコントロールすることで血中の二酸化炭素量を増やし、セロトニンを増加させることができます。

 

嫌な感情が消える

「瞑想」と聞くと、いかにも宗教的でとっつきにくい印象を持たれていた方も多いのではないかと思うのですが、最近では「マインドフルネス」という言葉も有名になってきていますし、以前よりは敷居が下がってきているのではないでしょうか。

人間の脳は常に何かを考えている仕様になっています。

特に不安や焦り、怒りといったネガティブなことを思い起こさせることも多いですよね。

瞑想は「今」に意識を向け、脳と心を休ませる方法なんです。

やってみると解ると思いますが、何も考えないということは思っている以上に難しいことです。

ですが呼吸法を使えば、比較的簡単に意識を「今」に向けることができます。

 

精神が安定する呼吸法

細く長い呼吸を意識する

あなたの呼吸は今浅くなってはいませんか?

ストレスを感じると、呼吸は浅く早くなってしまいます。

細く長く息をすることで、脳に行く二酸化炭素料を増やし、セロトニンを増加させることができます。

息を吐く時には心のもやもやを吐き出すイメージをしましょう。

息を吸うときには新鮮な空気が入ってきているのをイメージしながら、吸うときもゆっくりと時間をかけて息を吸ってください。

 

※呼吸は口呼吸ではなく鼻呼吸でおこないます。

息を数える

息を数えることで、意識を今に集中させます。

吐いて吸うをひと呼吸とし、ゆっくりと呼吸をしながら数を数えます。(数は心の中で数えてください)

10まで数えたらまた1に戻ってください。

それを心が落ち着くまで繰り返しましょう。

はじめのうちは数を数えながらも雑念が湧いてしまうかとは思いますが、すぐに意識を今に戻すことが重要です。

 

最後に

なれないうちは、人のいない静かなところで集中して呼吸に向き合うことをオススメしますが、なれてきたら電車の中や、職場でストレスを感じた時、「今呼吸が早くなってしまっているな」と感じたらすぐにでも呼吸に意識を向けてみてください。

また、なかなか寝付けないときにも、呼吸を数えると雑念が消えて眠りに落ちやすくなりますので、ぜひ手軽にできるこの呼吸法を取り入れてみてくださいね。